2008年12月28日日曜日

お店の床

今回はお店の建物の話です。

今床材を発注しようと考えているところです。

どんなものにするか色々考えたのですが、国産の楢(ナラ)材にしました。もちろん無垢材です。輸入のものを使えばもっと安く上がるのですが、日本の経済や環境のことを考えた上で、出来れば日本のものを使いたいとの思いからです。

知人に紹介していただいた材木屋さんに聞いたら、こちらの条件で今用意できるのは、ナラ・ブナ・イタヤカエデの三種類でした。

イタヤカエデは感じがとてもいいのですが、ちょっと高め。ブナとナラのうち、ナラの方がお店のイメージに合うので、ナラにしました。

ナラと言っても、ナラという木はありません。
材木のナラと言えば、Fagacae(ブナ科)Quercus(コナラ属)のコナラやミズナラでしょうか。
これらは、日本の落葉広葉樹林を構成する代表的な樹木です。

ナラは房総にも普通に生えていますし、気取らない感じが私は好きです。

イタヤカエデよりも安く済む分、床材以外のその他の部分でも、出来るだけナラ材を使うことができます。ただ、安いものではないので、出来るだけです。

今年の夏にお店を建てはじめて、半年がたちます。亀の歩みのような工事。このブログを見てくださっている方々は、お店のオープンはまだなのかと思っていらっしゃると思います。

申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください。

そして、これが今年最後の投稿になります。
見てくださっている皆さん、本年はありがとうございました。
来年中にはお店がはじまります。
このブログの更新頻度も多くしていきます。
ますますの注目をよろしくお願いいたします。

では、良いお年を。

2008年12月24日水曜日

三回目の食事会

寒い日・暖かい日の交錯している昨今ですが、今日はとても寒くなりました。
明日の朝は一面霜が降りそうです。

昨日、我が家で忘年会を兼ねた食事会を行いました。
本当はお店が出来上がっていればそちらでやりたいと思っていたのですが遠く及ばず、自宅住居で行いました。

食事会では人数が多く、うちの器では足りませんでしたので、竹で器と箸を作りました。
箸作りは竹を切り出すところから皆で行いました。


メニュー

・むかごの酢味噌和え
・ほうれん草のおひたし
・聖護院(カブ)のふろふき
・豚の角煮
・卵豆腐
・蓮餅(レンペイ)のあんかけ
・牡蠣の柚子釜蒸し
・銀杏飯
・揚げ餅とせりのおすまし

ちょっと大人向けなメニューかなと思いますが、うちの含め子ども四人は最後まで食べきれたようです。
味のほうはいかがだったのでしょうか。みなさん料理について評価が無かったので心配です。

それにしても、美味しいお酒を持ってきていただいて飲みながら、色々な話に花が咲き誇り、とてもよいひとときを過ごせました。

食事の後に外に出てみると、外灯ひとつ見当たらない真っ暗な冬の澄んだ空に、輝く星の大海が広がっておりました。

世間ではインフルエンザがはやっているとの事、みなさんお気をつけて。

2008年11月28日金曜日

テントウムシとクルミの苗

いまだ工事の終っていないお店の建物。

石膏ボードのパテ処理がもうすぐ終るところです。
冬になってきて、建物の中にテントウムシが侵入してきています。
冬眠の準備なんでしょうね。テントウムシをよけながらの作業はちょっと気が引けます。
眠っているところすいません。


また、クルミの苗をいただきました。
庭に植えてみましたが、成長はそんなに早くないと思います。
何十年後かに立派な木になることでしょう。
この辺は土の中の水分が多いので、たしか水を好むクルミは元気に育つのではないでしょうか。


紅葉も多少なら見られます。今年は色つきがわるいですね。



寒くなってきたので、うちの暖炉も焚き始めました。

2008年11月5日水曜日

お店周辺の環境と建物

お店の建物の周りには田んぼが多くあります。
お店の敷地も元は田んぼでした。そのため、水はけは悪く湿度がとても高いのです。
田んぼとしては良い土地なのですが、建物には悪条件です。

建物の下はコンクリートで埋めていないので、土なのですが、土から湿気が上ってきます。
そうすると、床下はいつもジメジメです。それでは、建物の寿命が縮んでしまうので、床下の土に覆いをかぶせました。
また、床下の構造材にカビがびっしり生えてしまっていました。これだけジメジメだと仕方ないのです。
だから、構造材の見えている部分に柿渋を塗りました。柿渋は天然由来の防腐・防虫材です。

さらに、床下の環境改善のために、建物脇に暗渠を作ることにしました。
これはプロにお願いしました。途中までですけど。
水が建物の下に侵入しないように、ここにきたら、排水溝へ流れる仕組みです。これは完成ではなくて、これの上にまたきちんと砂利を敷かなくてはいけません。この作業は自分達で行います。

これだけやったお陰か、床下のジメジメは無くなり、かび臭さもなくなりました。


最後に季節の話を一つ。
すっかり寒くなった最近では、こおろぎの鳴き声も少なくなってきました。
静かな冬の到来を感じます。
しかし、冬といっても全く音がしないわけではありません。
冬の鳥達は元気にさえずりまわります。
こうして、一年中生き物の声を聞いていられるのはとても贅沢なことのような気がします。

2008年10月9日木曜日

内装工事



少しずつ進む内装工事。
お客さんの目につかない部分で色々思案しながら作業を進めています。出来るだけ綺麗に仕上げたいので、とても神経を使います。

そして、今日は天気が良かったので、内壁を作る作業もしました。
これに石膏ボードを張って、壁とします。
この壁の囲いの中には冷蔵庫を置く予定です。

あと、雨が降ると建物の基礎が低い部分で雨滴の跳ね返りがあり、それが、躯体内にしみ込み、トイレ部分の床が濡れてしまっていることが判明したので、どうにかせねばなりません。とりあえず、雨滴の跳ね返りを少なくするために、刈った草を敷き詰めておきました。これは今後の課題ですね。お店が長く続くように、建物はしっかりつくりたいですからね。

2008年10月2日木曜日

お店の厨房用品

昨日、このブログでもリンクしているながいき工房さんの夫婦をお招きして、食事会を開きました。
食事をお店で出すのに、色々な人に味などの評価を頂きたいという願いからでした。

質素な和食を出したのですが、どうやらお口にあったらしく、良い評価をいただけまして、ほっと胸をなでおろした次第です。しかし、これに慢心せず日々の精進が大切です。


そして昨夜、近くでお店をたたむ方がいらして、お店で使ってたものをいただけるという連絡がありました。
昨日の今日ですが、早速伺わせていただき、必要と思うものをいただいて参りました。

寸胴鍋や、ステンのバットやショットグラス。
コーヒーミルや、タッパー、油さしなど。固形燃料で火を燃やす器具なんかもいただきました。

他にもオタマやなんかもありました。このように、様々こんなものまでいいんでしょうか?と思うぐらいです。

厨房用品などのことはあまり頭が回っておらず、これから色々と考えなくてはいけないものでしたが、このような機会に恵まれて、ありがたい思いでいっぱいです。

こうして、周りに押されお店が出来ていくのは幸せなことだなあと思います。
お店が出来るまでで運を使い果たさなければいいのですが。

2008年8月23日土曜日

慌しくの工事と稲穂

電気工事をするに伴って、色々決めなくてはいけないことがあります。
コンセントの位置や照明の位置を決めるのはとても大切なことです。
しかし、それを決めるには、お店の雰囲気だけでなく、実際の出来上がりを想像しなくてはなりません。

色々想像をめぐらせてはいたものの、実際にハイこうですといえる程ではありませんでした。
でも、電気工事の日程は決まっていましたので、それにあわせて考えなくてはなりませんでした。


しかし、電気工事当日。
やはり、考え足りないところもあり、慌しく考えて決めたりしました。
これでいいのか不安もありますが、こうして進めていかないと考えているようでいない、無駄な時間が過ぎてしまうことにもなります。そういう意味では、一つの前進だと思います。

そして、建物も外壁が貼られていっています。
外見が建物らしくなり、残りは内装工事となります。
いよいよ、大工さんのお手伝いは終盤になり、あとは自分達の手で仕上げとなります。


田んぼでは稲穂が出てきました。
稲は腰丈ぐらいまで成長しています。
これから、どんどん穂が重みを増していくことでしょう。
一粒一粒がどれだけ重くなるか、楽しみです。

2008年8月13日水曜日

ブログを書いていない間も着々と工事を進めておりました。
屋根の無いところに屋根ができ、



大きな窓もつきました。



建物の完成は確実に近づいてきています。
だけど、お店が営業を始めるまでは、まだまだやることはいっぱいです。
とてもとても気が遠くなります。

メニューのこと、農作物を作ること、サービスのこと、経営のこと。

建物を造るように一歩一歩確実に進めなくてはなりません。
どれについても真面目に物・事と向き合うことが大切。
自分達の力で身の丈にあったお店作りをしていければいいなと思います。

老犬ベムも応援してくれています。

2008年8月2日土曜日

外壁と田んぼ

カフェの外壁ができました。
外から見てみると、大きく見えるのですが、中に入ってみると、以外に小さく思えてきました。
屋根が出来るとまたさらに変わって来るんでしょうね。









そうそう、たった70平米の田んぼですが、米作りをしています。
その稲は膝丈ぐらいまで伸びてきました。
周囲ではもう穂が出る時期ですが、こちらは植えた時期が遅いのでまだまだのようです。

簡単な草取りを3回行っていますが、ほとんど雑草が生えていません。元気な稲穂が出てくれるといいのですが。

2008年8月1日金曜日



今日も暑い中、建物造りをしました。

初めてのことばかりで、大工さんの手伝いにもならない中、壁面が半分完成しました。


それにしても、大工さんお二人には、本当に頭が下がります。

経験・知恵のなせる業、そして一緒に働く人を思いやる優しさ。

お二人と一緒のカフェ作りが、これほどかけがえのない時間になるとは思いませんでした。

確かに、この経験をお金で換算したら、今の世の中大した価値ではないかもしれません。

ただ、様々な経験は、人の気持ちを理解する上で一番の教師。

今の時間が、何にも代え難い大きな財産となることでしょう。


働く毎日が、私を大きく満たしてくれます。







2008年7月29日火曜日

礎が形になって

久し振りの雨と共に、実質10日ほどの基礎工事が完了した。

働くって面白い。

とにかく働く・働く・ハタラク。
でも、こうやって形になると、それらの肉体労働も報われた気がする。
一つ一つの積み重ねが、私たち自身の礎にもなっていくようだ。

それにしても、手伝ってくれている大工のお二方は、仕事の始末の仕方が綺麗だ。
ドカタ仕事なのに、とても丁寧な作業でもあった。
そんなこんなで、とても良い基礎が出来たと思う。

多量の汗のおかげで、お肌がすべすべになった気がします。
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2008年7月24日木曜日

ドカタ仕事終了のお知らせ


炎天下の中、大変きつかったドカタ仕事がやっと終わりました。
今日は特に、風がなかったので、気温もあがり汗をだらだら流しながらの作業でした。
3時間ぐらいで作業が終ったのでなんとか生き延びた感じ。

写真の状態でしばらく放置してから、型枠を取り外すことになります。
しっかりきれいな基礎が出来てるかどうか楽しみです。

だんだんお店のメニューも決まってきているので、ああ、はじまるんだなとつくづく思います。
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2008年7月17日木曜日

基礎作り

ただいま、カフェの建物の基礎を作っています。
天気が良くて、こんちくしょう!っていうぐらい暑いです。
そんな中、頑張ってコンクリートを入れていきました。クラクラになりながらの作業は辛い!
だけど、この作業がいつか実を結ぶことを願ってやりきりました。

建物を建てるには季節を選んだほうが良いと思います。こんちくしょう!
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2008年7月15日火曜日

ご挨拶

千葉の田舎に引っ越して、一年が過ぎました。
人や物がとても少なく、自然が豊富なこの風土を楽しみたい!
ということで、カフェを始めることにしました。

そんなわけで、現在カフェを自分たちの手で作り始めているところです。
今後その途中経過などこの場でご報告させていただきたいと思います。
もちろん、カフェが完成し営業をはじめてからも、このブログは続けていく予定です。

ちなみに今日は、基礎工事の鉄筋を組むことをしました。