2014年9月17日水曜日

カカオの焙煎

子供達が寝静まった夜、
カカオの焙煎を始める。
温度とガスの圧力、時間をパソコンに入力しながら、約50分。
焙煎の煙とともに熱いカカオが飛び出してきた。
それから、自作の風力選別機を試してみることに。
まだ仮組み立てなので、あちらこちらから、細かい粉が舞い上がる。
不安に駆られながら、重量を計ると、
予想以上の精度で、
一歩前進したことに安堵した。

全身カカオの粉塵にまみれつつ、
外へ出ると、
空には星がたくさん瞬いていて、
星の光が、なんだかずいぶん身近に感じられた。
信じられない程の距離を突き抜けてきた星の光。
それらを今感じることができる私。

あまりにも一瞬のことに、
誰も知る由もないだろう。
空を見上げる私を。

自分の悩みのちっぽけさに気がついて、
なんだか妙に安心しながら、
自宅へ戻った。

明日もチョコレート作りは続く。